保育士 ~保育士に関する意識調査ランキング③~
※写真はイメージです。
こんにちは。今日は保育士に関する意識調査ランキングの
3回目をお届けさせて頂きますね。
今回は保育士試験に合格した方の就職状況について
主に取り上げていきます。
目次
・保育士試験合格者の内定先、就業支援
①内定先の選定で重視したこと
1位 保育補助からの継続雇用
2位 通勤・アクセス
3位 園の方針への賛同
4位 ワークライフバランス
5位 職場の人間関係
内定で重視したことは一般的な企業への就職先で重視することと
それほど変わらないようです。
・保育士の経験年数、採用・離職の状況
①保育所で勤務する保育士の経験年数(常勤のみ)
1位 14年以上 30.1%
2位 2年未満 15.5%
3位 2~4年未満 13.3%
4位 4~6年未満 11.1%
5位 6~8年未満 9.5%
となっています。ただしこれは私立・公立合わせた数値で
公立の保育園だけを見ると14年以上のベテランが42%以上を示しています。
私立の保育園では各経験年数バランスよく配置されています。
公立と私立ではこの点で大きく違いがあると言ってよいですね。
※写真はイメージです。
・過去に保育士として就業した者が退職した理由
保育士さんの離職率は1年間でおよそ10%の離職率となっています。
しかしそれを公立と私立で分けてみると
公立 約5%
私立 約10%
となっており、私立の離職率が高いことが分ります。
私立は公立と違い独自の教育方針があることが影響しているのでしょうか?
では離職理由を詳しく見ていきましょう!
1位 職場の人間関係
2位 給料が安い
3位 仕事量が多い
4位 労働時間が長い
5位 妊娠出産
となっています。その他他業種への転職や結婚などの理由も
あげられていますが、職場環境のキツさが上位を占めています。
・過去に保育士として就業した者が再就業する場合の希望条件
1位 通勤時間
2位 勤務日数
3位 勤務時間
4位 給与等
5位 雇用形態(パート・非常勤採用)
となっています。このデータから読み取れるのは
保育士として不安を抱いていた職場環境の悪さから仕事を
辞めて環境の良い職場を求めているということが分りますね。
あと結婚してパート・非常勤として働きたいという
需要もありそうです。
この他男女年齢別での復職以降では
全体の70%女性の75%程度が再度保育士としての再就職を希望している
のに対し男性は55%。
20代の男性に至っては45%程度しかないのが印象的な数値となっています。
男性の場合はおそらく職場環境もありますが
賃金の安さが大きく影響しているのではないか?
と思われます。
このように一般的なイメージとして
保育士の仕事はキツイ
というイメージがありますが、実際働いてみた方の
動向をみますと、イメージ通り
一般的な会社よりもキツイということが分りますね。
如何でしたでしょうか?
保育士として就職を希望している方は
事前に就職希望先の職場環境について詳しく調べておく必要が
ありそうですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!