保育士になるには ~保育士試験について~
※写真はイメージです。
こんにちは。
前回保育士資格の取れる学校やそれぞれのメリットなど
お話しさせて頂きましたが、
今回は保育士資格試験について
お話しさせて頂きますね。
目次
<保育士試験資格について>
さて保育士試験についてですが、誰にでも資格試験を受ける資格が
ある訳ではありません。どのような方が受験資格があるのか?
それぞれ解説していきますね。
①中卒の場合
5年以上かつ、7200時間以上児童等の保護または援護に
児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設で従事した経験があるもの
となります。
①高卒の場合
平成3年3月31日以前の卒業者 受験資格あり
平成8年3月31日以前の卒業者 保育科卒業で受験資格あり
それ以外の方
2年以上かつ、2880時間以上児童等の保護または援護に従事した
経験があるもの
となります。
③専門学校卒の場合
学校教育法に基づいた専修学校で修業年限が2年以上の専門課程
の学校を卒業したもの
となります。
④短大・4年生大学の場合
保育科と関係ない学部・学科であっても受験資格を得ることができます。
※詳細はこちらに記載がありますので、ご参照ください。
<保育士試験詳細について>
保育士試験は年に2回
前期と後期に分かれて行われます。
令和4年度前期試験は
4月23日,24日に筆記試験
7月3日に実技試験が行われます。
後期試験は
筆記試験:令和4年10月22日(土)、23日(日)
実技試験:令和4年12月11日(日)
に行われる予定です。
受付開始は7月5日~となります。
試験科目 時間割は以下の通りです。
筆記試験
1日目 1科目目: 保育の心理学 11:00~12:00
2科目目: 保育原理 13:00~14:00
3科目目: 子ども家庭福祉 14:30~15:30
4科目目: 社会福祉 16:00~17:00
2日目 5科目目: 教育原理 10:00~10:30
6科目目: 社会的養護 11:00~11:30
7科目目: 子どもの保健 12:00~13:00
8科目目: 子どもの食と栄養 14:00~15:00
9科目目: 保育実習理論 15:30~16:30
実技試験
①音楽に関する技術
②造形に関する技術
③言語に関する技術
(必ず2分野を選択)
となります。
※写真はイメージです。
<保育士試験の合格点・合格率>
では何点取れば合格できるのかと言いますと
筆記試験・実技試験ともに
各科目6割以上得点できれば合格となります。
では各年度での合格率はと言いますと
令和元年度 23.78%
令和2年度 24.25%
令和3年度 19.96%
おおよそ各年度20%の合格率となっています。
なかなかの狭き門となっていますね。
ただし、なぜこのような数値になるのかと言いますと
各科目1度合格点をとれば3年間は有効となるため
複数回に渡って合格を目指す人が多いためと思われます。
科目数が多く難易度も異なってくるため1度にすべての科目で
6割の合格点を取るのはなかなか難しいようです。
年に2回計6回の受験チャンスがありますので
合格率20%台はあまり気にしなくてもよさそうです!