保育士・介護士・看護師 ~お悩み解決ブログ~

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介護資格のいろいろ ~パート②~

※写真はイメージです。

 

介護の資格はたくさんありますよね。

今回は「介護資格のいろいろ②」と題して、リハビリテーション

国家資格である理学療法士作業療法士言語聴覚士についてお届けします!

 

目次

 

理学療法士

リハビリの資格といえばコレですよね。

理学療法士は別名「PT」とも呼ばれ、運動機能回復をメインに行う資格です。

高齢者や障がい者、病気や怪我で動くことが難しい人の

運動機能を回復する手助けを行います。

歩行訓練や筋力訓練を行い、歩く、立つ、座る、寝返る、といった

生活する上で欠かせない基本的な動作ができるようになるための手助けをします。

また、低周波治療器や超音波治療器などを使用して筋肉の緊張を和らげる

治療を行うのも、理学療法士の仕事の一つです。

資格取得後はリハビリ施設や病院に就職するパターンが多いですが、最近では

スポーツ分野での需要も高まっており、スポーツチームのトレーナーとして

活躍する理学療法士も増えています。

 

作業療法士

理学療法士とセットで語られることが多い作業療法士は、別名「OT」

とも呼ばれています。

先述の理学療法士は生活の基本動作を回復するのが主な仕事ですが、

作業療法士はもう一段階上の、日常生活や家事をスムーズに行えるように

サポートをする資格です。食事、入浴、炊事や歯磨きなど、患者が1人で

日常生活を送れるようになるための手助けをします。

音楽、レクリエーション、絵画や工作といった創作活動を一緒に

行って、楽しみながらリハビリをすることもあります。

また、アルコール依存症認知症発達障害といった病気のサポート

をする機会も多く、運動機能だけでなく、メンタル面のケアも行うのが

作業療法士の資格の特徴です。病院や福祉施設だけでなく、一般企業

や精神科などでも働くことができ、介護に関する資格の中でも

特に需要が多い資格の一つです。

※写真はイメージです。

 

言語聴覚士

言語聴覚士」と聞いてもあまり馴染みがないかもしれません

が、介護業界においては重要な資格の一つです。

言語聴覚士は別名「ST」とも呼ばれ、その名前の通り、言語や聴覚に

障害を持った方々のサポートをするのが主な仕事です。

発声の仕方を訓練したり、食べものの食べ方や飲み込み方を

訓練したり、補聴器の調整をしたりして、患者がコミュニケーション

を取れるようにサポートをします。

コミュニケーションの障害は、失語障害、認知症発達障害といった

さまざまな病気が原因で引き起こされるため、小児から高齢者まで

幅広い年代の患者を担当します。

介護職の資格の中でも力仕事が少なく、出産や育児が終わってから

仕事に復帰しやすいことから、特に女性に人気のある資格です。

就職先は主に病院やリハビリ施設、介護施設ですが、中には

ろう学校や養護学校など、児童向けの施設で働く言語聴覚士もいます。

 

今回は、理学療法士作業療法士言語聴覚士の3つの資格についてご紹介しました

どの資格も、患者さんをサポートしながら成長を見届ける

ことができる、とてもやりがいのある仕事です。

また、病院や施設から一定数の需要があり、結婚や出産といった

ライフイベントを経ても安定して働けるというメリットがあります。

介護業界に就職を考えている方は、これらの資格もぜひ候補に入れてみてくださいね!