看護師の年収について
※写真はイメージです。
こんにちは。
看護師といえば、給料が良く、女性でもバリバリ稼げる
イメージがあるのではないでしょうか?
今回は、気になる「看護師の年収」について調べてみました!
目次
看護師の平均年収
厚生労働省の発表によれば、2021年の看護師の平均年収は492万円でした!
最新の日本の平均年収は433万円なので、看護師の給料は平均
を上回っていることがわかります。
また、看護師の男女比は1:9、実に90%以上が女性なのですが、2021年の
女性の平均年収が293万円であることを考えると、看護師の給料がいかに高い
かがわかりますね。
看護師には大卒の人、専門学校卒の人がそれぞれいますが、給料と最終学歴は
あまり関係なく、全体的に給料が高いようですね。
看護師はなぜ稼げる?
女性の平均年収を大きく上回っている看護師ですが、なぜ
こんなに稼げるのでしょうか?
理由を調べてみました。
まず一つ目は、「手当の充実」。
勤務する病院や所属の科によっても異なりますが、看護師は
多くの場合、残業や休日出勤、夜勤や宿直などが頻繁にあります。
その結果、残業代や休日出勤手当、夜勤手当、宿日直手当といった
手当類が給料に上乗せされることになり、給料が高くなります。
二つ目の理由には、「歴史」が関わっています。
昔の看護師の仕事は、給料がとても安いうえに長時間労働を
余儀なくされ、非常に劣悪な労働環境だったそうです。
1960年代後半、新潟県で「看護闘争」「ニッパチ闘争」と呼ばれる闘争が
起きて給料が引き上げられると、その動きは全国の病院に広がっていきました。
先人たちは自らの手で高待遇を勝ち取ったわけですね。
ただ、統計上では非常に高給に思える看護師の給料ですが、実際に
現場で働く看護師からは、「仕事量の割には少ない」
「命を預かっているんだからもう少し給料をあげて欲しい」という声も。
確かに、常に医療の最前線で戦うプレッシャーやストレスを考えると、
「もう少し給料が高くても良いのかな」と思いますね。
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稼げる診療科は?
看護師は全体的に稼げるお仕事ですが、診療科によって大きな差があります。
中でも、給料が高い診療科をご紹介します。
①透析
透析室や透析クリニックの看護師は、日勤のみで看護師の平均給与以上
を稼げるということで、人気のある診療科です。
しかし、透析では同じ患者さんと週に3回、1回4時間以上顔を合わせる
ため、コミュニケーション力が欠かせません。
また、装置の操作や穿刺といった専門知識が必要で、向き不向きが
大きく分かれる職場だと言われています。
②美容
ここ数年の美容ブームにより、美容外科や脱毛クリニックなどが
急増していますよね。美容も、稼げる診療科の一つです。
美容ではボーナスや手当の他に、インセンティブがつくことが多く、
患者さんに自分を指名してもらったり、オススメした商品を購入して
もらうことで給料が大幅にアップします。
しかし、外科ではオペの介助、皮膚科ではレーザーや脱毛などの施術を
担当することが多く、一般病棟に戻った時にはあまり役に立たない
知識なので、美容に転身するときは良く考えた上で決断しましょう。
今回は、看護師の給料事情について調べてみました!
看護師は平均に比べて給料が高いですが、仕事の内容や量を考えると、
もう少し給料が高くても良いくらいですね。
これからの高齢化社会ではますます看護師の需要が高まり、さらに
給料が上がっていくことでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。